昔話ですが、父が工場をたたむとき、機械を売り払うことになり、私がその作業をやってました。
問題になったのが、天井の低いところにある、重さ1.3トンもある旋盤。
これを運び出すためには、普通はフォークリフトで動かすのですが、天井が低いのでフォークリフトが入らないのです。
重量物運搬業者に頼むと、10万円くらいかかる状況。
なんとか方法はないかと無い知恵を絞ってさんざん考えたのですが、最終的にグリス(油脂)と鉄板と牽引ロープを使って動かす方法を考えつきました。
まずはバールを使い、1.3トンもある旋盤の下にグリスを塗った鉄板を入れ、ホームセンターで買ってきた牽引ロープと手動ウインチを使って数センチづつ引っ張って滑らせて移動する、という手法でした。
たった一人で何度も何度も同じ作業をくりかえし、5時間ほどかけて7mほど引っ張りだし、なんとかフォークリフトに載せるまでやりました。
かけた労力は準備を含め10時間、かけた費用は3000円。
それを見た父は、ほめてくれると言うより、呆れていました。
「おまえ、よぉ動かしたな」と。
でも、その時の発想は今の仕事にも活きています。
なんでもお金をかけずに結果を出す。
事業はこれが大切だと。
日本相続もあまりお金をかけずやってきています。
正直なところ、派手さ、きらびやかさはないけれど、実績は積み上げてきたと思います。
そしておかげさまで10年、セミナー開催1000回を超えました。
「よぉここまで来たなあ」と思っています。
そして「さて、これから」と思っています。

