40のとき

自分の人生が踏んだり蹴ったりで、人生失敗したと思っていた。

兄弟や親のために家を手伝ってきたのに、その家業からほうり出されるという結末。

俺の人生、ここまでかと、必死に働いてきたのは何だったのかと。

夢も希望も見えない状況が、家業の時代でも、家業から離れても、何も変わらず続いていた。

なんやねん、この人生、と親を恨んだりもした。

アホみたいな人生だと、くやしさに打ちのめされたことも。

でもそれがあったから、今がある。

それがなかったら、今はない。